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チート行為

 

オンラインゲームやスマートフォン用ゲーム、PCゲームなどでのチート行為に関する裁判結果

 

脅威概要

主に、オンラインゲームやスマートフォン用ゲーム、PCゲームなどのデータやゲームプログラムを不正に改変し、手持ちのキャラクターを一瞬で最大までレベルアップさせたり、ゲーム上のアイテムなどを増やしたりすることを「チート行為」といいます。普通にゲームをするだけでは難しいことでも、ゲームプログラムを不正に改変することで、有利にゲームを進めたり、データを書換えて一人勝ちしたりできます。

チート行為は、ゲームプログラムの脆弱性を偶然に発見してプログラムを改変したら成功するということが多く、一見、自体は何ら問題がないような気がしますが、これは立派な犯罪行為です。なお、チート行為を行っている人を「チーター」といいます。

 

 

事例

①ある本の付録に付いてくるゲームのデータを使用すると、PCゲームに登場しているキャラクターの能力値を簡単に高めることが出来てしまうことに対して、ゲーム販売元が、「ゲームバランスが破壊されてしまうとして」著作権侵害を主張した。この時の判決では「無罪」となったが、その後、著作権人格権の見直しを行う契機となった。

 

②あるゲームの主人公のパラメーターが、ゲーム開始時には低い設定値から始まるはずなのに最高値となるデータが記録されていたメモリーカードの販売したことを巡った訴訟で、ゲーム販売元が「映画の著作権」「同一性保持権の侵害」を主張し、控訴を経て勝訴している。

 

③ゲームに登場するキャラクターを、ゲームルールを無視して変更できるチートプログラムの発売に対して、ゲーム販売側が著作権侵害を主張した。ゲーム内に元々存在していたキャラクターを登場できるようにしただけで、著作物本体には変更を加えていないと反論したが、ゲーム販売側の勝訴判決が確定した。

 

 

対策(自己を守る方法)

チート行為は「ゲーム上の行為だから・・・」と安易に考えていると、取り返しのつかない事態となります。特に、オンラインゲーム上では他のゲーム利用者に迷惑を掛けるばかりではなく、ゲーム販売側に損害が発生したとして損害賠償請求さたり、または違法行為として処罰されたりする等の可能性があることを理解し、チート行為は絶対に止めましょう。

また、チート行為を可能にするゲームデータや不正プログラム等を友人等に提供する行為は、ゲーム販売元から提供した側に向けて損害賠償請求される可能性があるので止めましょう。

 

 

 

その他具体的な事例はこちら

 

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